1日1ジョーク

創作アメリカンジョークを公開しています。1日1更新。

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ある休日、小学生のA太は、友人たちを自宅に招いた。

全員が集まるとA太は、トランプを取り出しババ抜きをしようと誘った。

それを聞いた友人たちは拍子抜けした顔をした。A太は最近バトルカードゲームにハマっており、てっきりそれで遊ぶためにみんなを呼んだと思っていたからだ。

最初は怪訝に思っていた友人たちも、ババ抜きを何回か行ううちに熱中しだし、純粋に勝負を楽しむようになった。しかしA太だけは真剣な表情を崩さず、自分が早あがりしても最後まで友人たちの勝負をじっと観察していた。

A太「よし! これではっきりした」

1時間ほど経った頃、A太が言った。

A太「みんな行くぞ。本当の勝負はこれからだ」

そう言うとA太は出かける準備を始めた。急なA太の行動に友人たちは戸惑ったが、結局はA太に倣い、外に出ることにした。

A太は外に出ると1軒のコンビニに向かった。そして店内に入り、まっすぐに目的のコーナーまでやってきた。

そこにはA太がはまっているバトルカードが売っていた。

A太「B也。どれを買えばいいか選んでくれないか?」

B也「え?」

A太に指名されたB也は戸惑いの表情を浮かべた。

A太「お前はさっきのババ抜きで負け無しだった。今日は誰よりも運がいいに違いない。だから、きっとお前が選んだものにレア物が入っているはずだ」

B也「そんな事言われても……」

A太「頼む。これだと思うものを一つ教えてくれないか」

B也は仕方なくカードを選ぶことにした。

カードを一つひとつ、真剣に見つめていくB也。

しかし、B也の表情はどんどん曇っていった。

B也「ごめん、やっぱりダメだよ」

A太「そんなことないって。ババ抜きでは負け知らずだったじゃないか」

B也「でも、どのカードにも傷がついてなくて」