1日1ジョーク

創作アメリカンジョークを公開しています。1日1更新。

道徳の時間

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小学校で道徳の授業が行われた。

授業が始まると教師はDVDを再生し、まず映像を児童たちに見せた。

映像は部落差別に関するものだった。

親友が部落出身者だと知る主人公の少年。しかし、主人公にとって親友の出身地がどこだろうと関係なく、二人の友情に変化はなかった。

しかし、事情を知った主人公の両親から「あの子とはもう遊ぶな」と言われてしまう。

納得はいかなかったが、親には逆らえず、結局親友と疎遠になってしまう主人公。

そのことを後に後悔する主人公のアップで映像は終わった。

教師「さて、皆さん。今の映像を見てどう思いましたか」

A太「悲しいお話だと思いました」

教師「そうですね、今後このような悲劇を生まないために、皆さんはどうすればいいと思いますか」

B子「でも、親から遊ぶなと言われたら、私は従うと思います」

B子が発言すると、教室内は反論や同意の声でざわついた。

教師は生徒たちを静かにさせてから言った。

教師「B子さん、あなたのお気持ちはよく分かります。しかし、ご両親が常に正しいとは限りません。大人が間違ってることもあるんです」

教師は教室を見渡した。

教師「大事なことは、皆さんが自分自身の価値観をしっかり持ち、自分の信念に従って生きることです」

そのとき、教師はC也が居眠りをしていることに気づいた。

教師「こら、C也君。今大事な話をしているところですよ。起きなさい」

教師に指摘されると、C也は答えた。

C也「眠いのに我慢するのは体に悪いと思うので、自分の信念に従って寝ることにします」