1日1ジョーク

創作アメリカンジョークを公開しています。1日1更新。

名作ジョーク紹介

今回は私が敬服している名作ジョークを紹介します。

どのジョークもおもしろいのはもちろんのこと、それぞれ名作たる所以があります。

いつかこういうジョークを作れるようになりたい・・・

名作ジョーク1 三回笑う日本人

 日本人は、一つの英語のジョークで三回笑う。

一度目はそのジョークを聞いた時に。
二度目はその意味を隣の日本人に聞いた時に。
三度目は家に帰って、その意味を理解した時に。

一度目はジョークの意味がわからないが、みんなが笑うタイミングなので笑った。

二度目は意味を聞いても理解できなかったが、教えてくれた相手に配慮して笑った。

三度目にしてようやく意味を理解して笑った。

鮮やかに映し出される日本人像

このジョークは日本人の特徴を見事に表わしています。

下記の記事で日本人のお笑いに対する特徴を述べましたが、正直このジョークを見れば記事は読む必要がなくなってしまうほどです。

www.1day-1joke.com

1記事分の中身を、たった4行で、しかもおもしろく表現してしまうのですから、ジョークは恐ろしいです。

名作ジョーク2 アメリカは遠いの?

子「ねぇお母さん、アメリカって遠いの?」
母「黙って泳ぎなさい」

母子はアメリカに向かって泳いでいた。

たった2行で景色が変わる

アメリカンジョークの持ち味を最大限いかしたジョークです。

1行目、親子の微笑ましい会話かと思っていたら、

2行目、いきなり壮絶な絵が浮かびます。

 

こんな和やかな場面を想像していたら・・・

 

こんな場面に飛ばされます。(さすがに母子二人が泳いでいる画像はありませんでしたので、想像で補完ください……)

映画でこれを表現しようとすると多大な制作費と期間がかかります。

それを、たった2行で表現しているのです。

2行でこれだけの映像とストーリ―を(脳内に)見せるのは、さすがとしか言いようがありません。

名作ジョーク3 世界一の木こり

「私は世界一のきこりです。昔はサハラできこりをしていました」

「サハラは砂漠じゃないか、なに言ってんだwwww」

「ね?」

昔サハラは森だったが、このきこりが木を全て切り倒したから砂漠になった。

まさかの「ね?」オチ

このジョークのオチはたった一文字のセリフです。

たった一文字のセリフなのに、オチは理解できます(逆に、そのセリフがないとオチは理解できません)

余計なセリフは言わず、読者に考えさせる。

ジョークのセオリーを見事に体現しています。

オチを限界まで削ぎ落とした芸術的なジョークです。

名作ジョーク4 公爵夫人

太った婦人がアヒルを連れて酒場に入ってきた。
「ダメじゃないか、こんな所にブタなんか連れてきたら」
「何よ、この酔っ払い。どうしてこれがブタに見えるのさ」
「今、俺はアヒルに話しかけたんだ」

男が侯爵夫人をブタ呼ばわりしたことで訴えられた。
裁判長は男に言った。
「お前には罰金を科す。二度と侯爵夫人のことをブタなどと言うのではないぞ。」
「わかりました裁判長。二度と侯爵夫人のことをブタとは言いません。が、ブタのことを侯爵夫人と呼ぶのもいけないのでしょうか。」
「それはお前の勝手だ。」
「わかりました。さようなら、侯爵夫人。」

一つ目・・・婦人がブタに見えた

二つ目・・・ブタ(公爵夫人)に公爵夫人という名前をつけた

流れるような切り返し

男の見事な切り返しに目を奪われる一作。

これぞ理想的なジョークの使い方と言えるでしょう。

世間的には波風を立てずにやり過ごしていながら、信念(公爵夫人=ブタ)は曲げない。

今後も公爵夫人をブタ扱いするのは変わらないのに、誰もそれを咎めることができない状況を作り上げたのです。

表面だけ変えて、本質は残す。

クレームの多い今の時代こそ、このジョークから得るものは多いでしょう。

名作ジョーク5 犬と猫

犬:
この家の人たちは、餌をくれるし、愛してくれるし、
気持ちのいい暖かいすみかを提供してくれるし、
可愛がってくれるし、よく世話をしてくれる・・・。
この家の人たちは神に違いない!

猫:
この家の人たちは、餌をくれるし、愛してくれるし、
気持ちのいい暖かいすみかを提供してくれるし、
可愛がってくれるし、よく世話をしてくれる・・・。
自分は神に違いない!

犬は、この人たちが神だからこんなに尽くしてくれるのだと考えたが、

猫は、自分は神だからこの人たちがこんなに尽くすのだと考えた。

同じ情報、違う結論

まずこのジョークは体裁の美しさに目を奪われます。まったく同じ文章を並べたあとに結論だけ別にしており、様式美すら感じる作りとなっています。

このジョークは犬と猫の特徴を見事に捉えているだけでなく、同じ情報を得ても同じ結論にはならないという真理を示しています。

同じ情報を得たとしても、見る人によってそこから導き出す結論が異なるのです。

そう考えると、人々の間で意見の食い違いが起きるのは、当たり前のことだと思いませんか?

職場の上司と簡単に分かりあえないのも無理ありません。

そうやって社会全般にまで考えが及ぶのが、このジョークが素晴らしいことの証明です。

堅苦しい説明なしに世の中の真理をつく、味わい深いジョークと言えるでしょう。

名作ジョークまとめ

いかがでしたか?

今回の名作ジョークに触れて、少しでもジョークの魅力が伝われば幸いです。